コンクリートの穴あけに【 ハンマドリル 】
オフィス家具・OA什器の施工や、オフィス・事務所の移転に伴う解組作業などを行なっていると…
そういったオフィス家具・什器を【 壁や床 】などに固定して欲しいという要望がございます
建物自体がコンクリート造だとしても…
【 壁 】でしたら断熱、遮音、難燃のために石膏ボードが貼られていることがありますし…
【 床 】でしたら配線のためなどでフロアパネルが敷いてあったりとします
そういった場合…。石膏ボードが貼られている下地の軽天(軽鉄)に穴をあけビスで固定したり
フロアパネルに直接固定したりとできるのですが…
直にコンクリートが剥き出しのこともあり、そういった躯体へと穴をあけるために【 ハンマドリル 】を使用します
インパクトにもコンクリート用のドリルビットがあるのですが…
穴をあけるのにもの凄く時間がかかるか、硬すぎてあかないということがありますので…
そういった時にドリルを回転させると共に、壁を叩く(打撃)機能が付いているハンマドリルを使用します
コンクリートへの固定方法は…
ハンマドリルでコンクリートへ穴をあけたあとは【 コンクリートビス(通称:ビスコン)・アンカー 】などを使い金具等で固定していきます
アンカーでの固定はアンカー跡が残ってしまったりとしますので、通常はコンクリートビスで固定をしております
(※もちろんお客様のご要望があればその方法で行います)
【 注意点 】として、コンクリートが躯体ですととても硬いので、インパクトで強く締めすぎるとビスの頭が飛んでしまいます…
そのあたりは下穴の調整と締め込んでいく際の感覚、経験での判断となりますので注意が必要です
大きな地震の際には…
日本は地震の多い国であり、今年は東日本大震災から10年目ということもあり転倒防止工事への関心が高まっている気がします
しかし、転倒防止工事を行なっていても、ひとたび大きな地震が来てしまうと…
地震の初動には耐えられたとしても2回目、3回目と来る地震に壁や床自体が破損してしまったりとしますので…
転倒防止工事をしているからといって安心せずに、安全な場所へと避難をする必要があります
転倒防止工事とは、あくまでも【 時間稼ぎ 】であると私は思っておりますので、地震への備えの1つとしてご協力できればと思います